よくない
午前中、クリニック。
卵胞は左右で合計15個ほど確認。
右は取りやすい位置にあるけど、左はぐーっと力をかけて内臓を押して動かさないといけない位置にある、と言われた。
痛いって。
麻酔はしますけどねーって言ってたけど、そう言うってことは、痛いんだろうな。
今日自己注射のキットをもらった。
看護婦さんと1度練習。
どうにかなるな、という感触を得た。
たまらなく不安で、体外受精をしている人のブログや、使っている薬のことをつい検索してみてしまう。
でも、薬の副作用に関してはもう事前に調べないほうがいいかなって気がしてきた。
こういう副作用が予想されるってわかると、ひきづられる気がする。
まぁ、そんなことより、彼だ。
彼と、生きていきたいか、だ。
いまの、腫れ物に触るような彼の言動。不倫のことをぶつける以前なら、あのいやーな口調で不機嫌そうにダメ出しきてきただろうなってことを、変ににこやかに言ってくる。
と、いうように。
私の中の彼の解釈が、どんどん嫌いな人に対するものになってきている。
ずっと前。
まだここに引っ越してくる前。
彼が今の仕事を始めて、初めてきちんと話し合った時に考えたことがある。
「私は彼のやることなすことが嫌だろうか」
ってこと。
嫌いになったら、それがどんなことでも、とにかくやることなすこと嫌になるから。
その時まで、嫌いかどうかなんて考えたことは一度もなかった。
その時、初めて考えて、嫌な部分はあるけど、やることなすことではないな、って思ったことを、強く覚えている。
あの時は、彼が私の仕事を「俺を養えるほど稼げてるわけでもないのに」って思ってた事とかがわかって、ショックで、考えたんだ。
彼は、本当に今の仕事に就いて変わったな、と思う。
ビジネスマンに舵をきった、という表現をつい最近言っていたけれど。
アカデミックな世界で生きていきたいと言って、さして収入もなくダラダラと家で過ごしていた頃は、やっぱり負い目があったんだろうな、と思う。
負い目がなくなって「俺はアカデミックな世界を諦めてビジネスの世界に舵をきったぞ!」→「お前はどうなんだ」になったんだろうな。
彼は、それまでの生活をお互い様とは思っていない。ことは、はっきりとわかっている。
完全に、私待ちをしていた、と。
あーーー。
どう考えても、自分の否をなかったものにする人なんだよ。
だから謝罪も出ないんだよ。
不倫がわかった当時より、今のほうがドンドン嫌いが出てくるなー。
自己注射が始まりながら、まだ、体外受精に迷いがある。
本当に、彼と子育てしたいか?
家族として、信用できるか?
間違いなく、頼りになる一面はある。
でも、時間が経てば経つほど彼の嫌な部分が見えるいま、本当にいいのか?
自己注射するんだよーって言った時、真っ先に、こえーーーって返すような人に、思いやりはあるか?
その、こえーーーってことを、怖かろうがなんだろうが、やらないといけないのに、勇気づけることもしない人に?